新バージョンのOutlookへメールデータを移行するときの注意点とは? – メール・ファイル復元 | 企業の不正調査

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新バージョンのOutlookへメールデータを移行するときの注意点とは?

投稿日:2021年2月19日 更新日:

パソコンを買い換えたときは、
インターネットの設定や写真・音楽・動画などのデータファイルの引っ越しなど、
これまでのパソコン環境を引き継ぐ作業がともないます。

メールデータの移行もそのひとつですが、
やり方がわからなかったり途中でうまくいかなくなったりして、
メール移行をあきらめる人も少なくありません。

この記事では、
Outlookのメールデータ移行の方法と気をつけるべきポイントについて解説します。

Outlookのメールデータ移行の方法

Windows7やWindows8などの古いパソコンから
Windows10搭載機へメールデータを移すときには、
まず「エクスポート」をおこないます。

エクスポートとは、ソフトウェアで使用されているデータを取り出す操作のことです。
取り出したデータを別のソフトウェアへ取り込むことを「インポート」するといいます。

エクスポートとインポートが正常におこなわれれば、
メールデータや連絡先を引き継いだ状態で新しいパソコンのOutlookを使うことが可能です。

Outlookのメール移行では、データを「pst」というファイル形式でエクスポートするのが一般的です。

次に、例としてOutlook2010からOutlook2016へメールデータを移行する際の具体的な手順を紹介します。

移行元からメールデータをエクスポートする

最初に、古いパソコン内のOutlook2010を開き、
ファイル」から「開く」を選択し、さらに「インポート」をクリックします。

インポート/エクスポートのメニュー画面が表示されるので、
ファイルにエクスポート」を選んで「次へ」進みます。

ここでエクスポートするファイルの種類を選択するよう促されるので、
Outlookデータファイル(pst)」を選んでください。

最後に保存するフォルダを決定すればエクスポートが始まります。
「サブフォルダーを含む」にチェックがあることを確認しましょう。

このとき「パスワードの追加(オプション)」のウィザードが出ることがありますが、
パスワードが不要ならそのまま「OK」を押しても問題ありません。
データが大きい場合はエクスポートが完了するまでに時間がかかります。

移行先のOutlookへデータをインポートする

エクスポートに成功したら、次は新しいパソコンでのインポート作業です。
Outlook2016を開いて、「ファイル」から「開く/エクスポート」をクリックし、
インポート / エクスポート」の順に進みます。

他のプログラムまたはファイルからのインポート」を選択した後、

Outlook データ ファイル (.pst)」を選んで「次へ」、
参照」ボタンを押してエクスポートしたPSTファイルのあるフォルダを選択して開きます。

オプションでデータ重複時の処理を決められますが、
Outlook2016に何もデータが入っていない状態ならどのオプションでも構いません。

最後に「インポートするフォルダーの選択」で復元するフォルダーを選びます。
「サブフォルダーを含む」にチェックがついていることを確認して
「完了」
ボタンを押してください。

これでメールデータと連絡先がOutlook2016にインポートされ、
新しいパソコンにメール環境を移行する作業は完了です。

Outlookのメール移行で注意する点

メール移行をおこなうときは、エクスポートしたメールデータを
古いパソコンから新しいパソコンへ移動させる手段を用意しておく必要があります。

USBメモリや外付けHDDなどの外部ストレージを持っているなら、
それらを経由してデータを移すのが簡単です。

新しいパソコンのインターネット設定が済んでいる場合は、
クラウドストレージなどを利用するのもよいでしょう。
クラウドメールで送信する方法もありますが、
メールデータのサイズが大きいと添付できないので注意してください。

バックアップも兼ねてCD-Rにメールデータを焼くのも1つの方法です。
しかし、CD-RからはOutlookでpstファイルを直接読み込むことはできません。
Outlookは書き込み可能でないデータへアクセスできないためです。
CD-Rからパソコンへメールデータを移した後、
そのデータのプロパティの属性で「読み取り専用」に付いているチェックを外せば
インポートが可能になります。

また、新しいパソコン側のOutlookでアカウントを設定してから
メール移行を行うのは避けましょう。
メールデータをインポートしたときに、
すでに受信したメールを重複受信するケースがあるからです。

この現象はオプションで「重複したら受信しない」などを選択しても発生することがあり、
受信トレイ内を整理する手間が増えてしまうので面倒です。

もし新しいパソコンで移行前にアカウント作成をおこなってしまった場合は、
コントロールパネルでユーザーアカウントを開き、
Mail(Microsoft Outlook 2016)を選択して新規プロファイルを作った後、
もう一度アカウント作成からやり直すことをおすすめします。

方法や注意点を理解してOutlookのメール移行を成功させよう!

Outlookのメールデータを移行するときは、
エクスポートインポートという2つの作業を行うだけです。

その際、データを移す手段としてUSBメモリや外付けHDDを用意しておきましょう。
ほかの手段でもデータ移動は可能ですが、うまくいかない場合もあるので注意してください。

また、重複受信を防ぐためにも、
新しいパソコンのOutlookでアカウント設定をする前に、メール移行を行うのが無難です。

買い替え時の古いパソコンは動作が不安定になっていることが多々あり、
メール移行をしようとしたら
Outlookがクラッシュしたりメールデータが消えたりするケースもあります。

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