HDD(ハードディスクドライブ)は、パソコンの内部記憶装置として最も一般的に使われています。
SSD(ソリッドステートドライブ)の登場により、HDD非搭載のノートパソコンなども増えてきましたが、パソコンの主記憶装置としてはいまだにHDDが主流です。
この記事では、HDDの特徴をおさらいし、HDDを搭載したパソコンにおけるデータ復元や、メールの復元方法について解説します。
HDDの特徴
HDDは、大容量の記憶媒体で1つのHDDに数百GBから数TBの情報を記録できます。データ容量単位なら比較的安価で、ほかの媒体に比べて多くの情報を残せるのが特徴です。
また、駆動寿命が長くデータの長期保存にも適しています。
しかし、熱や衝撃には弱いため取り扱いには注意が必要です。
HDDデバイスの内部は、精密機械で構成されているため、ほこりやチリが入らないような気密構造になっています。
データが記録されるのは、中央のプラッターと呼ばれる磁気ディスクです。
HDDによっては、このプラッターを複数枚持つものもあります。
プラッターに対して、データを書き込んだり読み込んだりする部品がアクチュエータです。
アクチュエータの先の磁気ヘッドは、レコードの針のような役目を持ち、プラッター上の面を高速で移動してデータを読み書きします。アクチュエータの動きは、ボイスコイルモーターが制御し、非動作時にはロック機構によって固定されます。
HDDには、基板が内蔵されていて、その中のハードディスクコントローラがHDDの司令塔です。
これらの内部機構によって、大量のデータの中から必要なものを瞬時に探し出したり、膨大な情報を高速に記録したりすることを可能にしています。
HDDの故障やデータ消失
パソコンのトラブルの1つに、HDDの故障があります。
HDDが故障すると、「パソコンが起動しなくなる」「誤作動を起こす」といった深刻なエラーを引き起こしかねません。
その中でも、特に困るのが今まで保存してきたデータが消失したりアクセス不能になったりすることです。
HDDが壊れる原因は、「パソコンの転倒や落下による強い衝撃」「高温状況下での使用」「火災による熱損傷」「経年劣化」など多岐にわたります。
また、落雷や停電からの復帰時に、通常より大きな電圧・電流がHDDにかかったときも故障につながるので注意しましょう。基板やハードディスクコントローラなど制御電子部品の故障の場合、データは無傷である可能性が高いです。
しかし、記憶部分であるプラッターが物理的に破損している場合はデータ復旧が非常に困難になります。
HDDが故障していなくても、ソフトウェアの処理上の問題やヒューマンエラーでデータが失われる場合があります。単に削除されただけなら、市販の復旧ソフトやフリーソフトでの回復も可能ですが、問題は意図的に削除されたときです。
インターネット犯罪や企業内での不正行為を行った者が、痕跡となるメールデータなどを復旧できないように削除と上書き操作を繰り返して証拠隠滅を図ることがあります。
このようなケースにおいて、一般的な方法ではデータを復元することはできません。
HDDのデータ復元
なんらかの理由でHDDのデータを読み出せなくなった場合、どのような対応方法があるでしょうか。
HDDそのものが故障してしまったら、専門業者に任せるしかありませんが、破損状況によってはデータ復元ができないことがあります。
磁気ヘッドやモーターなどの駆動系部品の交換や、基板の入れ替えなどによって復旧できるケースもゼロではありません。
しかし、プラッターの記憶面が傷だらけになっていれば専門業者といえども、手の施しようがないででしょう。
物理的な破損によるデータ消失は、多くの場合復元をあきらめなければなりません。
HDDそのものが故障しておらず、その他の要因でデータが消失したときは復旧できる可能性が高いです。
HDDの特性上、パソコンの画面上で削除処理を行ったとしても、プラッターにはデータがそのまま残っています。削除してあまり時間が経過していない場合は、復元ソフトなどでも簡単にデータを救い出すことが可能です。
ただし、削除から長期間が経過していたり、データの上書きと削除を繰り返していたりすると、デジタルフォレンジックのような専門技術を駆使しなければ復旧は難しいでしょう。
メール復元をするには
重要な取引先とのメールを誤って削除してしまい、慌てた経験がある人は多いのではないでしょうか。
ただ削除しただけなら、メールソフトのゴミ箱に残っているので容易に復元できます。
問題になるのは、削除後に長期間経過してから復元する必要がでてきたときです。
また、犯罪行為や不正行為の証拠隠滅のために、巧妙な操作によってHDDからデータが消されたときも、それを復元できれば法廷で重要な証拠として役に立ちます。
Outlookのように、完全削除から一定期間内のメールデータを復元できるメールクライアントもありますが、機能は限定的で無限に回復できるわけではありません。そのため、高度な復旧技術を持つ専門業者に依頼することが第一条件となります。
HDD搭載パソコンのデータやメール復旧は高度な専門技術が必要な場合も
HDDが故障しても、データ記憶部分が物理的な損傷を受けていなければ、復旧できる余地があります。
また、メールなどの重要なデータを消してしまっても、HDD上に残っている痕跡からデータを復元することは可能です。
ただし、どちらの場合もプロフェッショナルな技術や機材が要求されるため、専門業者に任せるほかはありません。
なかでも、不正調査において使用実績のあるデジタルフォレンジックの技術は、復元精度が高いものの、対応できる業者は多くありません。
どうしても復旧したいデータがある場合は、デジタルフォレンジックで復元作業ができる業者に一度相談してみてはいかがでしょうか。
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