顧客情報の漏洩は、どんな企業にとっても致命的なトラブルです。
セキュリティにコストをかけた堅牢な自社サーバー内で顧客情報を管理していたとしても、悪意ある社員が流出させるケースがあります。
メールで顧客情報を社外に送信した場合、証拠データとならないように削除されてしまいますが、事後の調査で復元することは可能なのでしょうか。
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顧客情報の漏洩の事例
顧客情報は、同業種のライバル他社だけでなく他業種の企業にも有益なものです。
そのため、他社と内通した自社社員や派遣社員が顧客情報を売却目的で漏洩させる事件が多発しています。
また、自己の利益のために顧客情報を不正に使用したケースもあります。ある教育関連サービスの大手企業で起こった顧客情報の漏洩事件は、顧客データベースを委託管理させていた他社のシステムエンジニアによって引き起こされました。
自身の借金返済のために名簿業者へ顧客情報を売却したのです。その企業のサービスを利用している各家庭に、まったく身に覚えのない他社からのダイレクトメールが届くようになって漏洩が発覚しました。
別の事例として、クレジットカードのセキュリティセンターで不正利用がないか監視業務に携わっていた契約社員が、顧客情報を盗み出して悪用した事件があります。
業務用の端末はUSBメモリなどの外部記憶装置に保存できない仕組みとなっていましたが、紙に顧客10人以上の氏名やカード番号、有効期限やセキュリティコードなど、クレジットカード利用に必要な情報を書き写して持ち出しました。
犯行に及んだ契約社員は、顧客のクレジットカードを不正に使用して買い物をし、その被害総額は約860万円相当にものぼります。
このように、顧客情報を扱う社員が個人情報を漏洩させたり、悪用したりする事件は多く、その手段としてメールが使われることもあるでしょう。
メールによる情報漏洩がおこなわれた際には、該当メールが削除されていたとしても復元して証拠データとして押さえなければなりません。
顧客情報漏洩にメールが使われた場合
顧客情報をメールを使って漏洩させる場合、顧客情報をコピーした文面または顧客情報を管理しているExcelデータをメールに添付して、社外に送信する方法が考えられます。
送信先は内通している他社の社員も可能性がないとは言いきれませんが、双方の会社に証拠が残ることを避けるため、いったんは自分の個人用メールアドレスへ送るケースが多いものです。
その後、社員はメール送信したPCの送信済みメールフォルダから該当のメールを削除して証拠隠滅をはかります。
もちろん、単に削除しただけではメールソフトのごみ箱内に残りますし、また、メールソフトの本体が格納されているフォルダにも証拠データが残っているので調査は比較的簡単です。
しかし、PCに精通している社員がメールを使用して情報漏洩をおこなっていた場合、証拠データを復元できないような方法でメールを削除しているかもしれません。
メールソフト内のごみ箱からも完全に削除するのは当然として、メールソフトの本体フォルダからもメールデータのファイルを削除すると復元は難しいでしょう。
さらに、メールソフトやOSの初期化、再インストールなどをするなど念入りな削除をされてしまうと復元は非常に困難なものになります。
手の打ちようがないほど完全に削除された証拠データを復元するには、デジタルフォレンジックの技術が役に立つでしょう。
削除された証拠メールを復元するには
企業でよく使用されているメールソフトは、OutlookなどのPC上に送受信メールのデータが保存されるものがほとんどです。
ハードディスク上に一時的にでも記録されているなら、完全に削除された証拠データを復元に成功できる可能性を持つのがデジタルフォレンジックの技術です。
メールデータを復元させるソフトはフリーウェアやシェアウェアでいくつか存在していますが、どれも単純な削除にしか対応できません。
一方、専用のデバイスを用いてハードディスク内の記録状態をそのまま抜き出し、特殊なソフトでスキャンをかけるデジタルフォレンジックの手法は、手の込んだ削除の仕方であっても高確率で証拠データを復元できます。
デジタルフォレンジックの技術によって削除された証拠データはほぼ復元できるのですが、復元できないような対策がとられるケースも知っておくべきでしょう。
ハードディスク上のデータを削除したあとに、上書き処理を施すとデジタルフォレンジックでも復元が難しくなります。
具体的には、PCのデータを初期化してから大量データの上書きと削除を繰り返すという方法などです。しかし、対抗手段はまだあります。
デジタルフォレンジックではPCの操作ログを読み出せるため、明らかに不自然なPCの操作履歴をすべて洗い出し、証拠隠滅をしたであろう状況証拠さえもつかめるのです。
削除されたメールを顧客情報漏洩の証拠データとして復元できるデジタルフォレンジック
顧客情報の漏洩に関わった社員が、送受信したメールを証拠データとして残らないように削除するのは当然でしょう。
社内の調査をすり抜けられるような細工を施すのは意外と簡単です。メールソフトやPCの初期化なども少しの手間でできてしまいますが、そうするだけで一般的な手法でのデータ復元が非常に困難なものになります。
デジタルフォレンジック業者に専門的な復元や調査を任せれば、難しい証拠データであっても解決できるはずです。
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